平素よりお世話になっております。新潟県密着の高圧受電設備専門 新潟キュービクルドットコムです。
今回は「高圧工事とは?低圧との違い、必要な設備、設置ケースを徹底解説」についてお話させていただきます。
高圧工事は、電気工事業界において特殊かつ重要な分野です。主に受電電圧が600Vを超える設備で行われ、大型の工場やビルの電力供給を支えています。
この記事では、電気工事の基本となる高圧と低圧の違いから、高圧工事に不可欠な設備、そして高圧受電設備の設置が必要となる具体的なケースとその理由を分かりやすく解説します。
1. 高圧工事とは?電圧の基礎知識と低圧との違い
高圧工事を理解するには、まず電圧の基礎知識と、高圧と低圧の明確な違いを把握することが重要です。
高圧と低圧の比較
| 区分 | 定義される電圧(交流) | 主な使用場所 | 必要な資格(電気工事士) |
| 低圧 | 600V以下(例:100V、200V) | 家庭、小規模店舗、オフィスの一部 | 第二種電気工事士以上 |
| 高圧 | 600V超~7,000V以下(例:6,600V) | 大規模工場、商業ビル、大型施設など多くの電力を必要とする場所 | 第一種電気工事士が必須 |
高圧と低圧の違いは、作業内容や必要な資格に直結しています。高圧設備では、受電後にキュービクルや変圧器といった機器で電圧を変換し、最終的に施設内で使用できる100Vや200Vに下げてから供給します。この専門的な管理や設備が必要な点が、低圧工事との大きな違いです。
2. 高圧受電設備・変電設備の設置が必要となるケースとその理由
高圧受電設備や変電設備の設置は、主に工場やビルなど多くの電力を必要とする事業所で必須となります。
- 電力供給の効率化:家庭用の低圧設備(100V~200V)では、必要な電力供給が追いつかず、効率的に事業運営ができないためです。高圧で受電することで、多量の電力をまとめて受けられます。
- 安全性の確保:6,600Vで受電した電力は、そのままでは施設内の機器で使用できません。高圧受電設備によって必要な電圧に変圧し、各種機器へ安全に供給できます。この変圧プロセスがなければ、機器の損傷や発火事故、作業者の感電リスクも高まります。
- コスト削減効果:高圧で受電する契約は、低圧契約と比較して電気料金の単価が安く設定されていることが多く、大規模な施設ではコスト削減のメリットが非常に大きくなります。
- 安定供給とリスク対策:落雷や漏水などのトラブルの影響を局所的にとどめる設計もしやすく、電気の安定供給や安全対策の観点からも高圧設備は重要といえます。
事業用電気工作物として法令上も厳しい基準が設けられているため、設置の際は専門会社に依頼し、必要な資格や知識を持つ技術者による施工・メンテナンスを徹底する必要があります。
3. 高圧工事に必要な主要設備と機器の一覧
高圧工事に不可欠な主な設備や機器は、電力の「受電」「変換」「保護」「計測」という役割を担い、多くがキュービクルに一括収納されています。
| 設備・機器 | 主な役割と使用例 |
| キュービクル式高圧受電設備 | 電力会社から供給される高電圧を施設内で利用可能な低圧へ変換し、一括収納する省スペースかつ安全な設備。 |
| 変圧器(油入変圧器など) | 電圧変換の中心的役割を果たします。大規模工場では、キュービクル内で電圧を下げて各種生産機械へ配線します。 |
| 高圧遮断器・保護リレー | 過電流や雷害などで設備や人の安全を確保するため、異常時に回路を遮断します。 |
| 避雷器 | 雷サージから変圧器やその他の機械類を保護します。 |
| 計器用変成器 | 電力を正確に管理・計測するための機器です。 |
| 母線・配線・ケーブル | 高圧の電力を安全に送るための高圧ケーブルや母線などが使用されます。 |
工事会社は規模や用途に応じ最適な設備プランを提案してくれるため、導入時には専門知識と実績のある会社に相談することが重要です。
高圧工事は、低圧とは一線を画す専門性と高度な安全管理が求められます。電気工事業界に携わる方は、高圧・低圧の違いや現場ごとの必要知識を事前に理解し、適切な資格取得や実践を通し、安定した電気供給と安全管理に貢献できる人材を目指しましょう。
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